2012年7月15日日曜日

最近はE-5とRIKENON50mmコンビがお気に入り

購入前までは、やれ大きいの、やれ重いのと言っていたOLYMPUS E-5。
去年の大晦日に意を決して購入して以来、今年に入ってからはスナップでのRICOH GXRとともにこのE-5の出番がほとんどとなっています。
常用するようになってみると、大きいだの重いだの考えることはなくなり、それがデフォルトになってしまうから不思議なものです。
久しぶりにE-620なんか出してみると、むしろ物足りないくらい(?)です。E-620のグリップのでっぱりが足りないのが逆に強く意識されてしまうほど。

とくに最近のお気に入りは、RICOH XR RIKENON 50mm F2Lとの組合せ。
RIKENON 50mm F2は「和製ズミクロン」とも呼ばれ、知る人ぞ知るレンズです。
私は中学のときに父親に買ってもらったRICOH XR-500についていた50mm F2Lレンズを30年来使っていますが、これは部品のプラスチック化を進めた廉価版(?)で、オリジナルではありませんでした。
ネットオークションでオリジナルの50mm F2レンズを入手したりしましたが、結局写りに大きな違いがないのと、絞りリングがかたくイマイチだったので、最近はF2Lがほぼ出動率100%です。

かつては、私が初めて手にしたデジタル一眼レフカメラであるOLYMPUS E-420と組合せ、逆付けにしたり接写リング(中間リング)を使ったりしてマクロ撮影を楽しんでいました。
後にOLYMPUS E-620を購入してこれが主力機になってからも、RIKENON 50mm F2レンズはE-420と組み合わせることが多かったです。
そのチョイスの理由はもちろん「写り」なのですが、このボディとレンズの組合せだと、独特の深い味わいが出るのが気に入っていました。

さて、もともとお気に入りなこのRIKENON 50mm F2レンズをE-5と組み合わせてみると、いままで以上に写りがシャープになったような印象を受けました。
絞りを開放にすると、さすがに収差によるにじみが出て、とくに暗いバックに白い花などを撮ると顕著に見られます。しかしそれはE-420と組み合わせたときのようなすさまじさとは違って、「雰囲気をやわらげる」効果を加えますが、かなり控えめな感じです。ボケのすごさもかなりおとなしくなります。

それはそれでおもしろさに欠けるといえなくもないですが、光学ファインダーを覗いてピント合わせをする際にも、ピントの山が掴みやすくなっています。
もちろん、F4くらいまで絞ればカッチリと、OM 50mm F3.5マクロレンズと遜色ない写りです。違いは丸ボケが丸くなるOMマクロ開放絞り撮影に対して、RIKENON F4撮影では6枚の絞り羽根による六角形ボケをどう考えるか、のみ。

普段の「お昼のお散歩」でも、週末の「青葉の森での撮影」でも、最近はこのRIKENONレンズとOLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDレンズの2本で行くことが多くなりました。超望遠を多用するような用向きでなければ、これで完全にカバーできます。

今、マイクロフォーサーズカメラの最高峰、OLYMPUS OM-D E-M5を導入しようかどうか迷っているのですが、もしそうなったとしてもRIKENON 50mm F2レンズは活躍し続けることと思います。

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